現在の政治のシステムですと、衆議院議員によって首班指名が行われて、総理が決まります。 その総理が内閣人事を行って、各大臣を決めます。 で、よその国は知りませんが、日本では大臣というのは与党議員である程度の当選回数を経験していて、総理周辺の派閥人脈とつながっていて、そこそこ国民に人気があってスキャンダルの無い人、が就任するポスト、です。 その監督官庁の仕事に精通している必要はなく、 就任会見において「これから勉強します」というセリフがまかり通り、 実務の必要はなくお飾りであり、 官僚の操り人形であり、 答弁も官僚の作文を読むだけで、頭の中は次の選挙だけ考えてりゃいい、 という、下手すりゃサラリーマンよりラクチンな仕事ではなかろうか、と思います。 しかし、これもそれも、(半数は民間人から選んでも良い、という例外はあるものの)基本的には選挙に通った議員から大臣を選出しなくてはならない、という規則があり、いくら議員の頭がそこそこ良かろうともが、 「東大法学部を卒業して、22歳から同じ省庁でその道一筋にやってきた官僚たち」 以上に、その省庁の仕事に精通した議員が、そうそう簡単に見つかるはず有りません。、 よって結局、大臣は官僚の操り人形となり、国や国民の利益よりも省益を優先する法律をどんどん作られたりして、官僚が国家国民の寄生虫になることを許してしまっています。 いままで、官僚以上にその省庁の仕事に精通し、官僚にもできなかったような大改革、大方針を打ち出して国家国民に貢献したていた大臣、っていたのでしょうか? 「だったらほかにもっといい仕組みがあるってのかよ!!!」 と怒られそうですが、これに代わる仕組み、ってないのでしょうか?
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